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2009/06/20

Juno

アメリカ映画を見ていて不思議だと思うことが時にある。何年かに一本青春映画の傑作が生まれるのだ。邦画全盛の昨今において、洋画、特にハリウッド製の作品が振るわない中にあって、この作品はどれだけ低く見積もっても佳作の域には達していよう。アメリカ映画は侮れない。そんな感慨を強く持った作品だ。Blu-rayで観た。

16歳で妊娠する。人生の大きな岐路に立たされてしまう少女の姿をこの映画は実に軽やかにポップに描写する。その裏に隠された突風のような不安な心理を覆い隠すかのように。

この映画の面白いところは主人公ジュノという女の子だろう。学校では変わり者とみられているが実際には好きな男の子とのセックスをして妊娠をしてしまうという事実は変わり者と見られているこの少女とてその内面に抱える資質が他の少女たちと少しも変わらないということを表わす。何となれば、妊娠というどうしても他の人々の手を借りねばならない状況の中で、そして16歳という偏見の目で見られがちな状況の中で彼女は本当に愛している人々は誰か、愛しているのはだれなのかということに少しずつ気付いていくのだから。

一人の少女の成長物語としてなかなか面白い作品だ。何より青春映画としてきちんと成り立っている。間違いなく佳作にはなっているだろう。

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コメント

一気に書きましたねぇ笑
面白かったです

投稿: りえ | 2009/06/23 01:07

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