« 夢はでっかく無職 | トップページ | さくらん »

2008/12/07

ハッピーフライト

矢口監督の最新作。テレビでの宣伝効果もあってか劇場にはかなりの人が集まっていた。子供もいた、なるほど家族向きの映画ではある。

一応主演は綾瀬はるかになっているが、実際は群像劇というのに近く、僕は三谷監督のザ・マジックアワーを思い出した。どちらかといえばグランドホテル形式に近いのではないか、そんな印象だ。

この映画の特徴的なことは我々が知らない空港で働く職員たちがたくさん出てくることだろう。やはり人間知らないことを知るというのは面白いものだが、この映画の場合その職員たちが何をやっているのかまったく説明がなされないところが特徴的なのだ。たとえばたぶんあれはレーダーを監視している人なのだろうが、彼らがどんな事をしている職種なのか僕には今もってわからない。そういう意味では非常に不親切な映画ではあるのだが、だが飛行機がピンチに陥って羽田に戻ってくるときのスリル感を説明でダメにすることがないから、非常にスリリングな展開になっている。説明をあえて省いたというのが正しいのだろう。

ただひとつだけ言わせてもらえば、軽やかで楽しい映画なのだが何だか物足りない。よく取材してあるし、緻密に練られた脚本ではあっても心に少しも残らない。ハッピーエンドが悪いというのではなくて、人物が胸に迫ってこないのだ。綾瀬はるかも寺島しのぶもいいのだが、なんとなくリアルな人間に見えてこない。もう少し人物の描写が欲しいところだ。妙な感想だがそんな感想を持った。不思議な映画だ。

|

« 夢はでっかく無職 | トップページ | さくらん »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95537/43348472

この記事へのトラックバック一覧です: ハッピーフライト:

» DVDレンタルおすすめランキング [DVDレンタルおすすめランキング]
レンタルDVDランキング。人気のDVDの口コミ・評判を紹介していきます。 [続きを読む]

受信: 2008/12/11 18:42

« 夢はでっかく無職 | トップページ | さくらん »