ラスト、コーション 色、戒
この映画はいい。何も言葉はいらない、とにかくいい。久々に映画を見た!そんな気持ちにさせてくれる映画だ。静岡では11:20からの一回しか上映されていなかったが、もっと回数を増やしてほしいくらいだ。これを見逃すと損をしますぞ。
ベッドシーンの過激さが話題になったりするような作品ではあるが、実はそのベッドシーンもそれほど強烈な印象というわけではなく、それよりも男女二人の機微が実に丹念に描かれていて素晴らしい。愛し合ってはならない男女が愛し合う様の美しいこと。そして画面に漲る緊張感。2時間半の上映時間のどこをとっても実によくできている。
そりゃぁ、主人公の回想シーンはちょっとダレルなと思ったことも事実だ。でもそれでもこの映画には魅力がある。
例えば度々出てくる麻雀のシーン。女4人の他愛のない会話ではあるけれども、そこに一種独特の緊張感がある。すれ違い、腹の探り合い、妬み、虚栄心。上辺の美しさとは裏腹に内面の複雑さが垣間見えて素晴らしいのだ。いわんや主人公が愛してはならない男を愛してしまうその過程たるや凄いの一語だ。
いやはやびっくりした。こんなに凄い映画を見させられるとは思わなかった。絶対DVDも買ってしまうと思う。いい作品だった。
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