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2008年2月

2008/02/25

白鳥百合子について、いくつか雑感など

2月17日の白鳥百合子さんのブログで事務所をとうとう辞めてしまったということを今日初めて知りました。いやはや僕は情報が遅い。まあ、毎日忙しさを言い訳にしてチェックをサボっていたからなんでしょうけど・・・。これではいかんですな。

憶測はいろいろできますがね、例えばグラビアの仕事が合わなかったのではないかとか、根本的に忙しすぎたのではないかとか。そりゃぁもういろいろ考えてしまいますよ。

ただすべては憶測です。あまりこういうことをごちゃごちゃ言うのもどうなんだろう?

ひとつだけ言えることは事務所を辞めねばならなかったほど辛かったということだと思います。その辛さの原因は本人しかわからないのでしょうがね。

僕個人の感想としては惜しい、あまりにも惜しい。あれだけの逸材をこのまま埋もれさせてしまうのはもったいない。いつか絶対にカムバックしてほしい。いつの日か彼女の主演映画を見てみたい。一ファンの切なる願いであります。

どうか白鳥さんの復帰がスムーズに運びますように。

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2008/02/17

歓喜の歌

立川志の輔の新作落語を実写化した作品だ。日曜の一回目を見たのだが、予想外に客が入っていて驚いた。

誤解を恐れずに言えば、小市民的な話である。もちろんつまらないといっているわけではない。ただ前日に「ラスト、コーション」なんていうスケールの大きい話を見てしまったから余計にそう思うのかもしれない。映画の製作者たちには悪いけど。

良くも悪くも日本的な映画だろう。ストーリーは市民文化会館のやる気のない役人がママさんコーラスのコンサートをダブルブッキングして、双方ひかずににっちもさっちも行かなくなるという単純明快なものだ。日本的というのはその描写の手法だ。主要なキャスト、文化会館の職員、対立する二つのママさんコーラスの背景がきっちり描きこまれている点だ。この中でママさんコーラスの一方、セレブの方のママさんコーラスの背景の描写は必要ないのではないかと思ったりする。というのもこのセレブのママさんコーラスはどちらかといえば憎まれ役なのだから。

よく言われることだが、日本人が勧善懲悪を作ると悪党の方の背景を描かないと気が済まないというのがある。つまりどうして悪の道に走ったかというのを描いてしまうのだ。ハリウッドなどにはこれがないなんて言われたりする。まあ必ずしもセオリーに当てはまるものばかりではないのだが。この映画でも憎まれ役のママさんコーラスのほうに感動的な背景が用意されていて実に日本的なストーリーを作り上げているのだ。

どうして日本ってこうなんでしょうね?悪いといっているわけではないのだが、うまくはまらないと蛇足なだけになってしまうと思うのだが・・・。この映画では蛇足だなぁと思った次第だ。

でもまあ、そこそこ面白い作品ですよ。肩の力を抜いて見る分には実に良いですな。

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ラスト、コーション 色、戒

この映画はいい。何も言葉はいらない、とにかくいい。久々に映画を見た!そんな気持ちにさせてくれる映画だ。静岡では11:20からの一回しか上映されていなかったが、もっと回数を増やしてほしいくらいだ。これを見逃すと損をしますぞ。

ベッドシーンの過激さが話題になったりするような作品ではあるが、実はそのベッドシーンもそれほど強烈な印象というわけではなく、それよりも男女二人の機微が実に丹念に描かれていて素晴らしい。愛し合ってはならない男女が愛し合う様の美しいこと。そして画面に漲る緊張感。2時間半の上映時間のどこをとっても実によくできている。

そりゃぁ、主人公の回想シーンはちょっとダレルなと思ったことも事実だ。でもそれでもこの映画には魅力がある。

例えば度々出てくる麻雀のシーン。女4人の他愛のない会話ではあるけれども、そこに一種独特の緊張感がある。すれ違い、腹の探り合い、妬み、虚栄心。上辺の美しさとは裏腹に内面の複雑さが垣間見えて素晴らしいのだ。いわんや主人公が愛してはならない男を愛してしまうその過程たるや凄いの一語だ。

いやはやびっくりした。こんなに凄い映画を見させられるとは思わなかった。絶対DVDも買ってしまうと思う。いい作品だった。

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2008/02/16

スウィにートッド フリート街の悪魔の理髪師

およそ映画ファンを名乗るならばバートン&デップのコンビ作を見逃す間抜けはいないだろう。もしそのようなものがいるとしたならば、そいつは映画ファンを名乗るべきではない。

「チャーリーとチョコレート工場」が公開されてから何年もしないでこの作品が発表されたことに喜びを隠せない。こんなに早くコンビの次回作が見られるとは思っても見なかったからだ。

映画としてはスプラッターホラームービーに類するものなのだろう。残酷な描写が数多く登場するが、ちっとも観客には怖さが伝わってこない。不思議な映画だ。おそらくすべてが戯画的だからなのだろうと思う。

バートンの作品は随分見たが、共通して言えることはこの戯画的ということではないかと僕はひそかに思っている。画作りも、ストーリーも何となくリアリティを無視しているというか超越しているというかそんなようなところがある。そして登場人物たちは虚飾を剥ぎ取られ、人間の愚かしさや、純粋さが浮かび上がっているという不思議なことが成立している。

大体この作品にしたって、ストーリーに関して言えば随分無茶苦茶なものだ。少なくとも緻密さはない。例えば主人公が悪徳裁判官ターピンに嵌められるのだって、なんでこの裁判官は一介の理髪師の女房に横恋慕して無理矢理奪い取ろうとしたのか、しかも奪い取ってから何であんなひどいことをやらかしたのかまったく持ってよくわからない。よくわからないんだけれどもなぜか無理なく成立しているように見えてしまうから不思議なのだ。

そしてこの不思議な監督の世界観を一身に体現しているのがジョニー・デップなのだ。おかしな役をやらせたらハリウッド一だろう。この作品でも抜きん出た存在感を示している。この人が画面に出ると何だかよくわかんないけれども引き込まれてしまうんだよなぁ。何でだろ?説得力があるとしか言えないところが悔しい。観客の想像を超えた存在なのだろう、凄い俳優だ。

なかなか面白い作品に仕上がっていると思う。誰かバートン&デップの凄さの秘密を教えてくれないものだろうか?

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