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2007年12月

2007/12/20

ちょいと気は早いかもしれませんが今年見た映画の総括

今年ももう終わり。コメント欄に日本アカデミー賞の候補は?なんて聞かれたものだからいろいろ考えました。趣旨は少し違いますが今年見た映画の総括をひとつ・・・・・・。

今年は全部で27本の映画を見ました。DVDで見たものは除外しています。DVDで見たものを含めるともう少し増えますが。

学生時代と違って最近は数をこなすということがなくなってきましたな。ただ、一応どんなものでも見ているつもりではありますが。

今年を振り返ると衝撃を受けるほどの凄い作品というのは一本もありません。概して言えば全体的に小粒な年であったと言えます。話題作は相変わらず多かったですがね。

それから相変わらず日本映画が強かった一年でした。外国映画の姿がかすむ!

話題作といえば復活したエヴァンゲリオンでしょうかね。僕はそんなに思い入れのない作品でしたのであまり印象に残っていません。もう一つの話題作といえば、2作目となる三丁目の夕日でしょうか。出来はまずまずでしたが、2作目の呪縛から逃れるのがこれほどまでに大変なことなのかとスタッフ、キャスト苦心が窺われる作品でしたね。西遊記なんてのもありました。フジテレビの宣伝の力の入れようといったらなかった!

さて、僕が見た27作品のなかで光っているものといえば「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」でしょう。崩壊する家族というテーマそのものはそれほど珍しいものではありませんでしたが、脚本の力と俳優の演技力の確かさが光りましたな。

俳優の演技ということで言えば「怪談」は素晴らしかった。どう考えてもダメな優男を尾上が見事に演じきっていました。散漫になりがちな小話の集合体の形式をとりながらも破綻することなく一気に見せる演出と脚本にも力があった。佳作でしょう。

「バブルへGO タイムマシンはドラム式」もバカバカしさを極めたいい作品でした。コメディとしては非常によく出来ているのではないでしょうか。この作品の白眉は暗く語られがちなバブルを前向きに捉えなおしているところでしょう。バブル崩壊から随分時間が経ってこのような作品が出てくるということは画期的なことだったかもしれません。いずれ論壇の世界でバブルの再評価が進むかもしれないと思ったりもした作品でした。

外国映画で面白かったのは「ヘアスプレー」でしょう。ひょっとしたらまだ公開している地域があるかもしれない。非常に重いテーマを明るく軽やかに描ききった凄い作品でした。またアメリカが現在抱える暗部を描き出しているともいえ、その点においても興味深い作品でしたね。

「今宵、フィッツジェラルド劇場で」もいい作品でした。形式としてはグランドホテル形式といっていいのかもしれませんが、心温まる人と人との交流が描かれていて感動しましたね。音楽も良かった!

映像表現では「RENAISSANCE PARIS2054」は凄かった。ストーリー自体は凡庸の域を出なかった作品ですが、映像は強烈な印象でした。後追いするクリエイターが出てくるかもしれません。モノクロの美しさといったらなかった。フランスは時々こういう凄い作品を提出するから侮れなかったりするのです。

最後は「やじきた道中 てれすこ」。ロードムービーにして、バディムービー。かつ日本人好みのドタバタ劇。この作品に言葉は要りますまい。とにかく見て楽しんでくれ。

今年はこんなもんです。

どうでもいいですが、実写版ドラゴンボールって本当に作るんですかね?やめといたほうがいいと思いますけど。

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