« 白鳥百合子 Cygnet | トップページ | Eternal Princess 白鳥百合子写真集 »

2007/09/05

眠狂四郎 無頼剣

DVDで見た。60年代とは思えない実に美しい絵であった。

傑作の呼び声の高い作品であるらしい。もっともこの作品を見て理解できる者はおそらくそうはいまい。何となれば今回の敵が実にひねくれた立ち位置を示しているからである。

今回の敵は大阪で起きた大塩平八郎に教えを受けたもの達である。彼らは貧民救済を目指しながら幕府のやり方に我慢がならず、その貧民達をも人質に取るような策、火災を起こそうとする。貧民救済を目指しながらあべこべに貧民を苦しめるとは実にわけのわからない設定である。

当然のことながらこれだけひねた敵ではストーリーの意味を考えるのは実にバカバカしい感じがする。これを当時見ていた人々はどんな風に思っていたのだろうか?

ストーリーの展開は波乱万丈で面白いものだ。ただ狂四郎が正義のヒーローになってしまって何だか品が良くなってしまった感は否めない。虚無的といわれる主人公だが、ただ単にニヒルなかっこいい主人公に様変わりしてしまったような感じだ。

しかし映像は美しいですな。よくこの時代の映画はプログラムピクチャーなどといわれて否定される傾向になるがなんのなんの。様式美というか日本の伝統美というか。非常に高いレベルの映像で素晴らしい。往時の日本映画の凄さとはこういうものであったかと思わせる作品だ。

|

« 白鳥百合子 Cygnet | トップページ | Eternal Princess 白鳥百合子写真集 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95537/16354634

この記事へのトラックバック一覧です: 眠狂四郎 無頼剣:

« 白鳥百合子 Cygnet | トップページ | Eternal Princess 白鳥百合子写真集 »