« ナチョリブレ | トップページ | 黒い悪魔 »

2006/11/03

思想の身体 愛の巻

率直に言って難しい。僕のような初学者には何を言っているのかさっぱりわからない。コンチクショウ!と思いながら読んだ。

巻頭の末木文美士の漱石の解説は正しいのだろうかと思った。僕は漱石はろくに読んだことがなくなんともいえないのだが。この論文はジェンダーを基礎にして漱石の作品群を時代順に解説しているのだが、なんとも気色悪いというか。この気色悪さはどこからくるのだろうと思いながら読んでいた。

たぶん、いや本当にたぶんなのだが、ジェンダーが捉える世界観というのは「闘争」なのではなかろうか。それは男と女の闘争で、比較的女のほうに肩入れをしているのではないだろうか。女性が時代時代によってどのように処遇されてきたかを考えることはけっしていけないことではないと思うのだが、闘争と捉えられると違和感を感じてしまうのだ。なぜなら現実世界の男と女は闘争ではないと僕は感じるのだ。僕の感覚では闘争ではなく戦友という感覚を持っている。両性にとっては時代とは常に世知辛いもので、その時代に生きていく男女としてはともに手を取り合い戦っていくしかないと思うのだ。当然その時代その時代によって与えられた役割は男と女によって違う。だがジェンダーというのは男を女にとっての壁と規定しているように思うのだ。本当の敵は時代なのに。ここらあたりのギャップを僕は気色悪いと感じているのだと思う。

まあ、なかなか難しい本です。続きを読むかどうかはまだ決めてませんが。

人気blogランキングへ

|

« ナチョリブレ | トップページ | 黒い悪魔 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95537/12543425

この記事へのトラックバック一覧です: 思想の身体 愛の巻:

« ナチョリブレ | トップページ | 黒い悪魔 »