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2006/11/21

書きあぐねている人のための小説入門

最初、本屋でこれを見かけレジにもっていった時になんでこんなの買っちゃったんだろうと思ったものだ。どうせよくある小説を書くためのHOW TOものなのだろうとタカをくくっていたのだ。

ところが実際に読み始めて驚いた、単なるHOW TOものなどではなくて、どちらかといえば小説を書くための心構えというか、或いはこの作者の小説観というかそういったものが書かれていた。一流の評論文を読んでいるような気分になった。

この本の帯には「小説を書くために本当に必要なことは?実作者が教える必ず書けるようになる小説作法」などとかかれているが、おそらくこの本を読んでも小説を書けるようにはならないだろう。それどころかこれをまねすると袋小路に入ってしまうような気がする。しかし実際に小説を書く人も、また、それを読む読書人にもこの本に書かれていることは有益なのではないか。なぜならばこの本には小説の技法は書かれていないけど、小説という芸術形式に対する深い洞察が書かれているからだ。

舐めてかかっていた僕が馬鹿だった。もう一度読み返さなくてはならない。自分自身を鍛えるために。小説という表現形式をもっと深く理解するために。

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