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2006/08/21

日本沈没 原作本

映画を見た後勢いで買ってしまった本だ。当然のことながら映画と小説は違う。

まずなんといっても原作本には映画にあったような名シーンがない。例えば映画の中では田所博士が新聞紙をペンでブスブス刺して沈没を食い止める方法を説明するところや、主人公小野田が爆弾を海底に設置するクライマックスのシーンなどがない。そもそも小説には沈没を食い止めようという発想がない。

この小説は日本沈没という未曾有の国難に際して、人々の身の処し方といったことを描くことに尽きると思う。

小説は様々なことを描いている。沈没のメカニズムや地震が起きた時の情景、度々現れる日本人論、宰相の資質、国際政治の舞台裏、軍事経済のバランス、非常に多岐にわたることを描いている。それは国家が喪失するということはただ領有する国土を失うのではないということを示唆するものなのだろう。

僕の率直な個人的な感想としては何度も読み返したいタイプの作品ではないなということだ。まずもって沈没のメカニズムが非常に丹念に書かれていたが、チンプンカンプンだった。はっきりいって途中で読むのをやめようかと思ったくらいだ。それから地震のシーンの凄惨さにはげんなりしてしまう。

おかげで日本人論などは秀逸だったとは思うのだが、その頃にはくたびれてしまう。しかも沈没までに時間がかかり、飽きてしまうのだ。はやく沈没すりゃあいいのにと不謹慎にも思ってしまった。

まあ、映画のほうが楽しいかったなと思うのだった。

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