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2006/02/17

語られなかった皇族たちの真実

ゲームの合間、合間に細切れに読んだので、かなり変則的に読んでしまった。本当はきっちりとやっていきたかったのだが。

この本は昨今話題の皇室典範改正問題に焦点を絞っただけの本ではない。むしろそれ以外のことに多くの紙面を割いている。

具体的に言えば、戦前、戦中、戦後の様々な皇族たちの生き方を通して日本における天皇制とは何か?ということを述べた本であるといえる。

最も印象的なのは、開戦までの動きの中で、和平に力をつくした高松宮のことだろう。当時皇族の中でも対米戦は推進派と批判派に別れていたらしい。しかも戦前の男子皇族というのは明治天皇の考えもあって、伝統的に全員が軍人であったから軍のかなり高度な情報を知ることのできる立場にあったらしい。

またいざ終戦が決まり、前線に天皇の聖旨を伝達に行くことも興味深かった。よく日本のポツダム宣言受諾後の武装解除がスムーズに行ったということが言われるが、その裏には皇族たちの命を掛けた任務があったというのはもう少し、たくさんの人が知っていて言い事実なのではないだろうか?過小評価してはいけない事実ではないかと思う。

さて男系か女系かという議論であるが、作者は明確に男系を支持している。伝統という言葉でこの考えを議論しているが、現代のクールな国民にこの伝統という言葉が果たして通じるかと思う。巧妙な論理を持つ意見でないと誰も振り向かない。そんな風に思った。

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