« タッチ | トップページ | 電車男・テレビ版その10 »

2005/09/18

チャーリーとチョコレート工場

実は見るまでティム・バートン作品とは知らなかった。始まってすぐのオープニングロールで知ったわけだ。監督の名前を見た瞬間期待が持てるぞと思ったのだが、想像以上に素晴らしい出来だった。こういうの撮らせるとほんとうまい監督だと思う。

この作品の助演賞はあのウンパ・ルンパをやったちっちゃいおっさんでしょう。みんな同じ顔なんだもんビックリだよ。しかも踊りも奇妙だし、歌もなめきっているしこんな妙にゆるい感じがとってもいい感じの作品だった。

主演はジョニー・デップ。彼の今回の役は工場経営者なのだが、独特の無機質感があってすごかった。あの微妙に長く、キューティクルがちっとも失われていない髪形。白塗りの顔。ハイテンションなんだかなんだかわかんないしゃべり。いっちゃってる感じが素晴らしい。

回想シーンが度々出てくるが物思いにふけるデップの顔は本当に言っちゃってる感じだ。

しかしティム・バートン監督というのは天才だな。寓話の天才とでもいうのだろうか?シザーハンズのときも思ったが、舞台の造形の仕方が彼は独特だ。これは他の監督のファンタジー作品にはないものだと思う。例えば町並みの描写。同じ形の建物がずっと並び、見ている観客は妙な感覚に襲われる。シザーハンズの時も同じ様に町並みの空撮があったがみな同じ形の建物で色だけが違っていたように思う。しかも色も黄色とか青の原色で随分へんてこな気持ちがしたものだ。あれってアメリカでは普通の光景なのだろうか?僕はあんなのないと思うのだが。

それとチョコレート工場の造形。近代的なんだかローテクなんだかよくわかんない感じがする。妙な混ざり具合とでも言おうか、独特の造形だと思う。そこになんとなくおかしみがあって面白いのだ。だいたいあのチョコレート工場、見ただけでは工場とは思えないもんなぁ。どちらかというと宮殿みたいな感じだ。しかも内部はカラフルなくせに外観はそっけない白。表と内部の落差の激しさが、恐らく意図したものだとは思うが、不思議な世界の強調するような恰好になっている。

ストーリーは言ってみれば教訓話だ。最終的には家族は大事ってな事になる。ま、児童書が原作になっているようだから、これは当たり前の話。とりたてて目くじら立てるほどのこともないだろう。もっとも僕は主人公がチョコ工場を受け継ぐかどうかの選択を迫れたシーンはなぜか金の斧、銀の斧を思い出してしまい、笑ってしまった。

おすすめの映画だ。この秋一番かもしれない。みんな早く見に行こう。小人と一緒に歌うのだ!

最後に一つ、国旗を集めたシーンの落ちは笑った。なかなかのギャグだと思う。

|

« タッチ | トップページ | 電車男・テレビ版その10 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95537/6003864

この記事へのトラックバック一覧です: チャーリーとチョコレート工場:

« タッチ | トップページ | 電車男・テレビ版その10 »