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2005/05/06

阿修羅城の瞳

昨日見に行きました。
宮沢りえと市川染五郎の主演ということで
余り期待はしていなかったのだが
この二人すごかった。認識を新たにした。
宮沢りえはもう断然美しい。こんなに美人だと思わなかった。
昔まだ彼女がまだ若い頃そしてパッツンパッツンだったころ
元気はつらつとして底抜けに明るかった頃を思い出した。
近年は妙に痩せてしまって、昔の面影がなくなってしまったように思っていたのだが
どうして、どうして
あの頃の印象を甦らせて画面の中で暴れていたよ。
また、大人になったしっとり感も出ていて素晴らしかった。
いい女性になったなという印象だ。

市川染五郎はあの風貌から
なんだかぼんやりして優柔不断そうで
映画を見る動機付けには弱いなと思っていたが
僕の食わず嫌いとわかった。
とにかくかっこいい。日本的なかっこよさを持った
男だなと思った次第。
キムタクとはまた違った色男で殺陣もうまく
決め台詞を吐く時の姿など絵になるねえ。
一発でファンになってしまった。

その他脇を固める助演陣も良かった。
特に渡部篤郎の切れた演技は素晴らしい。
俳優陣は文句なしの作品ではあった。

映画的なことだが
後半つばきが阿修羅になり巨大化してしまうところ。
何とかならないのか。
この映像作りはもう少し考える必要ありだな。

それから、ストーリーの処理の仕方のこと。
美惨がちょくちょく出てくるがこれはいただけないと思った。
台本作りにおいて恐らく彼女を
狂言回し的に使おうと思っていたのだろうが
余りにちょくちょく出てきすぎるため
そのすべてが説明せりふになってしまっている。
この映画の最大の謎はいかにして阿修羅になるか
そして誰が阿修羅であるかということであるのだが
それを美惨がすべて説明してしまっているためストーリーに
深みがない。
根本的にこういう謎は主人公が自分自身で苦労して
解いていくものなのだがそれを主人公がやらずして
美惨がやってしまっている。
わざわざ余計な狂言回しを設定してしまっているため
観客は主人公に感情移入ができない。
これは明らかな失敗であると言わざるを得ない。
必死で謎を解く主人公がいて初めて
愛し合ってはいけない2人の悲恋という
皮肉な結末の効果があるのにそれを削いでしまっている。
いかに謎を解くか、誰が謎を解くかの選択を間違えるから
後半の盛り上がりが欠けてしまう。
もう少し考えてストーリー作りをしなければいけないと思う。

しかし面白い作品です。
お勧めでもあります。
皆さん見に行かれては?

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市川染五郎がとにかくすばらしい。そしてこの映画とても面白い! 本物のエンターテイ [続きを読む]

受信: 2005/05/07 09:55

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